「ごめんなさい……」
電話に気づかなかったのもそうだけどこんな夜に家に来てくれたことに申し訳なくて謝れば叶斗がまた近づいてきて…
「っ、かなと…?」
ポンと優しく頭に置かれた手。
ドキドキとしながらも叶斗を見つめればふっと軽く笑って…
「なにもなくて良かった」
「っ、」
そう言いながら優しい目でいうものだからさっきよりも胸の鼓動が速くなっていくのが分かる。
どうしてこんなにも優しくしてくれるの……?
でも……
他の女の子にもしてる…よね…。きっと……。
そんな浅はかな期待は叶斗が手を離したと同時に消えていった───。

