「断んの? 断ったらその幼なじみに手出すよ」 は? まじで何言ってんのこいつ。 「そんなのさせるわけねーだろ」 そろそろ黒瀬を一発殴りたいほどうざい。 それと同時に黒瀬のペースに呑まれ冷静さを失いかけてる。 「よくそんなこと言えるよね。ただの幼なじみのくせに。それに言ってんじゃん‘‘賭け‘‘しようって。それでも断んの?」 挑発するような口調から冷たい口調に変わる。 目は本気でこいつならやりかねそう。 有言実行という言葉がこいつには見える。