「やっ…」
首筋をスーッとなでるとこの前と同じ場所あたりにまたちくっと痛みが走った。
この前まではなんの痛みか分からなかったけど今ならわかる。
「なんでこんなことするの…?」
「まだ分かんない? ずっと前から言ってんじゃん。俺は本気だって。これでもお前のことが好きなんだけど?」
え…?
い、いまなんて…?
好きって…私なにも好きになられることなんかしてないのに…
「ふっ、綺麗についた。瀬名のやつこれ見たらなんていうんだろうね?」
口角を上げながら笑った黒瀬くん。
体を起こして離れた彼と同時に再び開いた保健室のドア。

