頭の中が訳の分からないことで埋め尽くされて、混乱して、言い返す言葉が見つからない。
ぎゅっと口を結んで黙っていれば。
「あんたも調子乗ってんじゃないわよ!!」
「っ、」
先輩の1人に思いっきり肩を押されバランスを崩せば段差に気づかないでそのまま地面に自分の体を強く打った。
その時に足をくじいたみたいで背中よりも何十倍の痛みが足にくる。
「ね、ねぇ、愛菜、強く押しすぎだよ。こんなところ見られたら私たち…!!」
「そ、そうね。さっさと行きましょ」
半分青ざめた顔をしながらどっかへと消えて行ってしまった三人組の先輩たち。

