「叶斗くん、かっこいいね」
「うん…、今までで一番かっこいいかも…」
っ、やばい…
彩葉ちゃんの前でこんなにもはっきりと即答で言ったら…
彩葉ちゃんにそう言われては無意識に頷いてしまって、はっとした時には彩葉ちゃんの顔は曇っていた。
「やっぱり心桜ちゃんもそう思うよね…!」
だけどそれは一瞬で、すぐに彩葉ちゃんは表情を変えて微笑んだ。
それから黒瀬くんもシュートを決めお互いの点数は1対1。
──バチっ
ずっと叶斗を目で追っていれば彼が振り返って目が合ったような気がした。
すぐに叶斗はボールに視線を戻したけれど、一瞬だったからはっきりとは確証はできない。
もしかしたら彩葉ちゃんを見ていた可能性もあるし…

