「1つは、結菜の漢字から取っていい?」


赤ちゃんは

結菜そっくりの可愛い子だったから……


「 うんっ、いいよ 」

嬉しそうに、ニコニコしながら
そう言う結菜…


もう一度名前の本に視線を戻して…

いろんな漢字を見ていく。
そして1文字の漢字に目がとまる。


「結菜、この文字使うのはどう? 」


「すごく、いいと思う 」


2つの文字を決めたからそれを使って

俺たちの子どもは

結愛という名前になった。


愛という文字を使ったのは
みんなから愛されるそんな子になってほしいから…


結菜は

「すっごく、いい名前だね 」

そう喜んでいた。