「…結菜、大丈夫だよ。
俺も、見にいくから。

それに、赤ちゃんもお腹の中で
『頑張れ』………って
応援してくれているから」


「………うん」


…赤ちゃんのためって言い聞かせて
陽翔からはなれてベットの中に入る。



私がベットに入ったのを見て
相原先生が口を開く。

「結菜ちゃん、じゃあまず体に栄養を入れるために、点滴しよっか?」

目をつぶって腕を出す。

「じゃあ、刺すよ」

………痛っ
ひっこみかけていた涙がまた出る。


「結菜ちゃん、あとは検査結果見て、点滴を追加していくだけだから、もう今日は痛いことはないよ。
ゆっくり、安静にしていて」

そう言って、相原先生は出ていった