「はい、終わり。 ごめんね
痛かったよね」

相原先生がそう言うと、同時に
陽翔の胸のあたりに顔をうめる。

「結菜、よく頑張ったな
えらかった、よしよし」

背中を優しくポンポンしてくれる
涙止まらなくて顔見せられないよ…



「結菜ちゃん、検査の結果すぐ出ると
思うけど、病室行こうか
とりあえず、このまま陽翔といっしょで
いいからさ 」


「じゃあ、結菜抱っこするよ 」


陽翔に抱っこされて病室まで
運ばれる。

ひさしぶりの病室を見て
本当に入院するんだなと…実感する。

怖くもなってきて、陽翔の服もギュッ…と
握る。