「…今は、つわりも酷くて不安な時期だもんな。
俺は結菜が辛い思いしているのを見るのは、心が痛くて苦しいけど、甘えんぼうの結菜好きだよ」


そう言って、くちびるに触れるだけの
キスをしてくれた。


「陽翔のバカ。 でも大好き」

「…俺も同じ」

寒気がするほど気分が悪かったのに
体がポカポカと温かくなった気がした。


でも、やっぱり疲れきったのは顔に出ていたみたいで…

「…今日も辛かったみたいだし、
このまま一緒に寝よう」

ベットに連れて行かれる。




「…陽翔、はなしてよ…」

ベットに入っても抱きしめたままの陽翔にそう言う。
私もこのままがいいけど陽翔が寝られないし………

「嫌だ、こんな可愛い結菜、離したくない」


結局、安心してしまって、そのまま眠ってしまった。