「パパだー!」


幼稚園に教室まで行くと、
嬉しいそう顔をして俺のところまで
きてくれた。


「結愛、いっしょに帰ろう 」


「うんっ 」


結愛といっしょに園庭をとおり
門に向かう途中…

急に結愛の足が止まって
悲しそうな表情で園庭で遊ぶ子どもたちを見る。

そっか…結愛も外で遊びたい年ごろだけど
喘息があるから走り回ったりできなくて
辛いんだろうな…


キュッ…と胸が締めつけられる感じがした。


結菜はこれをいつも見ているから、
最近元気ないんだろうな…


そう思っていると結愛の口から耳を疑うような言葉が出る。