「雪姫帰ろう〜。正騎〜」
放課後、いつものように空人が呼ぶ。
以前と変わったのは嶋村くんが一緒に帰るようになった事。
いつも校門までは奏波も一緒に帰るので4人で下駄箱まで来た時だった。
「嶋村、ちょっといい?」
他のクラスの女子が嶋村くんを待ち伏せしてた。
ズキッ…
無意識に嶋村くんから離れる。
「……何?」
「ちょっとうちのクラスに来てくれる?」
……これは。
呼ばれたのは嶋村くんなので、私達3人は聞いてないフリしながらそのまま靴を履き替える。
「あんた何組?悪いけど俺は他のクラスに用は無いから」
話しながら嶋村くんも靴を履き替える。
「は、話があるの」
「……それ今話してくんない?早く帰りたいんだけど」
聞きたくないのに勝手に耳に入ってくる二人の会話……。
靴を履くと突然私は奏波に引っ張られて外に連れ出された。


