きみは俺だけの彼女



「じゃあ、雪姫、時間が大丈夫なら今から新しいの買いに行こう。それを明日着けて来て欲しい。よし、すぐ行こう」



わざと急かすように言う。

「え?で、でも……」



急に俺が決めたことに動揺する雪姫。

だからわざと言った。



「雪姫が皆んなから貰ったプレゼントの中で俺のが一番安物なんだよ?
これは付き合う前に買った、友達としての雪姫に選んだやつだ。
渡す直前に恋人になったから仕方ないけど、彼氏のプレゼントが一番安いなんて俺が嫌だ」

「……でも……」

「彼氏として雪姫に誕生日プレゼントを渡したいから受け取ってくれる?」

そこまで言えば頷くしかないだろうと分かってて言った。



雪姫はコクリと頷いた。



「あ。見せたい物って、この事だった?」



ふと思い出した雪姫に言われた用事。

一応確認しとく。



「……うん。謝りたくて……」

「そっか。なら早く買いに行こう。あ、俺が選んだやつがいいなら俺一人で買ってくるけど、どうする?」



一緒に買いに行くか行かないか。

俺はどっちでも良かった。

俺が選んだやつがいいなら暖かい家で待っててほしいし、一緒に行くならまだ雪姫と一緒にいられるから。



「………一緒に行っていい?」

俺は喜んで頷いた。