きみは俺だけの彼女





世間はクリスマス一色。



雪姫と付き合う前は、空人が事あるごとに雪姫を抱きしめたり肩を抱いたりする姿を見て『よく堂々と人前でできるな』と小バカにしていたはずだった。



が。



結局、俺も同類だった。


誰だって好きな子を抱きしめたいはずだ。
心の中では皆そう思うだろう。



空人はそれが出来る関係性だったから普通に好きな子を抱きしめられた。

その頃の俺は、それが出来る関係性でなかっただけの話だ。




雪姫と付き合う事になってからの俺は、結局、小バカにしていた空人と同じ事をしている。



毎日抱きしめたくて仕方ない。

恋人同士なのだから抱きしめても拒まれない。

それが嬉しかったのは初日だけだった。




付き合う事になって二日目には未遂で終わったがキスをしようとしてしまった。



それからは、雪姫を抱きしめたくても出来なくなってしまった。