だから雪姫は俺を薫さんに会わせたかったのか。
まだ花束に隠れたままの雪姫が可愛いくて抱きしめたくなる。
「ね〜。こんなに可愛い"ま〜くん"がこんなに格好良くなるなんて思わないでしょ〜?」
と、薫さんがアルバムをめくった。
そこにも雪姫と俺と、多分陸人さん、海人、空人の3人の男の子。
俺はこの時に3兄弟とも会っていたのか?
俺と同じことを思った空人が言葉にした。
「俺等も正騎に会ってたんだな?覚えてねぇよ」
「確か、ま〜くんは海人と仲が良かったな。同じクラスで、海人と一緒にいた雪姫が海人よりま〜くんにくっついて歩いてたよな?海人」
陸人さんが海人に同意を求めた。
「………」
海人は悔しそうに写真を覗き込んだままだ。
………海人は覚えているのか?
陸人さんが続けて海人に聞いた。
「お前、嶋村くんがま〜くんだって言ってもそんなに驚いてなかったみたいだけど、もしかして気付いてたんじゃないか?」
「………知らねぇよ」
その言い方はまるで知っていたかのような雰囲気だった。
そうだ、海人は俺のことを調べてた。
もしかしたら途中で気付いたのかもしれない。


