きみは俺だけの彼女



「陸兄ありがとう。もしかしてこの為に帰ってきたの?」

「当然だろ。雪姫の誕生日だからな。でも今日は賑やかだな」

いつものように雪姫の頭を撫でる陸人さん。


「だからいつもより可愛い格好してるんだね?そのバレッタも可愛いね。誰かからのプレゼントかな?」

思わずドキッとした。



陸人さんが気付くということは、普段の雪姫が使わなそうなデザインだったのか?と少し焦ったが、雪姫を見てそんな思いは吹き飛んだ。


真っ赤になって花束に隠れる雪姫。



「か…………彼氏に、貰ったの」

「はぁ!?!?」

雪姫の声に反応したのは海人だけ。



その海人を無視して陸人さんが雪姫に問いかけた。

「もしかして嶋村くん?」


花束に隠れたままの雪姫が素直に頷く。