「………」
その反応に俺は思わず口元が緩んだ。
わざと、強く抱きしめて耳元で囁く。
「雪姫、好きだ」
ビクッ
どうやらいつもの雪姫に戻ってくれたみたいだが、しばらく気付かないフリをする。
そのまま耳元で囁く。
「雪姫、俺の彼女になってくれるか?」
すると道着を掴む手にギュッと力を入れた。
「……うん」
うん、と言いながら頷いた。
ヤバい。
かわいい。
嬉しくなって更に続ける。
「それじゃ、海人の彼女?と聞かれても違うと否定できる?」
「………」
何も反応がない。
いや、……震えてる?
そう感じた瞬間に青ざめた。
ヤバい。欲張り過ぎたっ。


