きみは俺だけの彼女


視界の端に映る雪姫はにこにこしながら俺らの会話を聞いていた。

……俺が海人と仲良くなったと思っているのかもしれないな。



そういえば、空人は海人の話しをする時は奏波嬢にしか言わないな。

雪姫の前では海人の悪口はNGなのか?



……明日空人に聞いてみよう。

……俺も雪姫には嫌われたくないので言い過ぎないようにしよう。




そんな微妙な会話を続けているうちに雪姫の家が近付いてきた時だった。



「あれ?海人?雪姫も一緒か?」

前方から歩いて来たのは陸人さんだった。



「陸兄!」

陸人さんを見て喜ぶ雪姫。



「雪姫、久しぶりだな。元気か?」

「うん。陸兄は今日帰ってきたの?」

「あぁ。寒くなってきたから冬服取りに来たんだよ」


すぐに雪姫の頭を撫でる癖は変わらないな、と懐かしんで見てたら、陸人さんが俺を見た。