きみは俺だけの彼女


言ってから雪姫のほうを見た。



真っ赤な顔をして驚いてる感じだ。


その赤い頬は俺を意識してなのか、単に馬に俺と乗るのが恥ずかしいだけなのか……。



前者であって欲しい。

その衝動で手が動く。

雪姫の頬に触れて視線を合わせて聞く。



「俺と一緒は嫌?」



俺の目に映る雪姫は目を見開いて耳まで真っ赤になって固まっていた。

期待以上の反応に心が踊る。




「雪姫?」


声をかけたら雪姫の体がビクッとした。



「い、嫌なわけないよ。私一人じゃ乗れないし……でも、嶋村くんは一人で乗りたいんじゃ…」


「一人で乗りたいなら田舎、北海道に帰ればいつでも乗れるよ。雪姫の誕生日だから雪姫と一緒に乗りたい」


「う、うん。じゃあ、牧場に決まった時はお願いします」


恥ずかしそうに俯きながらお願いされた。




ヤバいな……。

可愛いすぎ……。

付き合ってたら絶対抱きしめてたな……。



踏み留まった俺は頬にあった手を頭にのせて撫でた。

「それなら絶対に行き先は牧場にしてもらわないとな」