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_キーンコーンカーンコーン
あー、やっと終わった
…さっさと涼しい生徒会室に行こう
先輩と一緒に帰ったあの日から数日がたち、いつものように生徒会室に向かうと、
ドアの向こうから明るい笑い声が聞こえてきた。
「あははっ」
…渚先輩の声…
めちゃめちゃ笑っておる。
生徒会メンバー誰かもう来てるのかな。
…いや、もしかしたら生徒会じゃない人が…
それだと話したくないし、めんどーだな。
生徒会室にはだいたい生徒会以外立ち入り禁止だけど、
たまーに先生や、用がある生徒が入ってくる。
会話を聞き取ろうと、ドアにピタリと耳をくっつけた。
「結(ムスビ)はやっぱりドジだよね」
あぁ、なーんだ…副会長か。
3年生で、副会長の 如月 結さん。
大人っぽくて綺麗で…変人。
…会うの久しぶりかも
「あれー?こーちゃんそこでなにしてんの~?」
げ、この声は…
明るくてホワホワ、何も考えず、思ったことをすぐ口にする…
「あ!俺、分かった!それ、ぬすみぎ…」
「しーーっ」
…アホが来た
「盗み聞き!」
「うるさい」



