渚先輩、好きってなんでしょうか?




°。°。*。。°*




_キーンコーンカーンコーン



あー、やっと終わった



…さっさと涼しい生徒会室に行こう




先輩と一緒に帰ったあの日から数日がたち、いつものように生徒会室に向かうと、


ドアの向こうから明るい笑い声が聞こえてきた。



「あははっ」



…渚先輩の声…


めちゃめちゃ笑っておる。



生徒会メンバー誰かもう来てるのかな。



…いや、もしかしたら生徒会じゃない人が…



それだと話したくないし、めんどーだな。



生徒会室にはだいたい生徒会以外立ち入り禁止だけど、


たまーに先生や、用がある生徒が入ってくる。



会話を聞き取ろうと、ドアにピタリと耳をくっつけた。



「結(ムスビ)はやっぱりドジだよね」



あぁ、なーんだ…副会長か。



3年生で、副会長の 如月 結さん。



大人っぽくて綺麗で…変人。




…会うの久しぶりかも




「あれー?こーちゃんそこでなにしてんの~?」



げ、この声は…



明るくてホワホワ、何も考えず、思ったことをすぐ口にする…



「あ!俺、分かった!それ、ぬすみぎ…」


「しーーっ」



…アホが来た



「盗み聞き!」


「うるさい」