渚先輩、好きってなんでしょうか?




°。。°*°。。°*




_ドスッ



「……ん」



目が覚めたら、景色は真っ暗だった。



…え?わたし死んだ?




そう思っていると、何かが私をグィッと抱き寄せた。



…え、こわ…




いったい何が起きているのかも分からず、横を向くと、すぐ近くに渚先輩の顔があって、わっと驚いた。




…あぁ、わたし死んだんじゃなくて、生徒会の皆でお泊まり会してたんだった



私あのまま寝ちゃったのか。




…死んでなくてよかった




一度死のうとした、あの時の夢を見ていたから、本当に死んでしまったかと思った。



けれど違ったみたいだ。



ちゃんと生きてる。




だって渚先輩に抱きしめられてる感覚がちゃんとある。




うん、抱きしめ……



え?




なんで私、抱きしめられてるの?



冷静になってみれば、この状況、確かにおかしい。



しかもベットで寝てたはずなのに、落ちてるし。



落ちた衝撃で起きたらしい。



…寝相悪い




自分の寝相の悪さにうんざりしながらも、渚先輩に抱きしめられていることの方が今は気になる。




ぎゅっと腰にまわされた手。



…なにしてるの、渚先輩