渚先輩、好きってなんでしょうか?



……え?



は?!



私怒ってるんですけど!



なに笑ってるんだこの生徒会長は…



_ポン



「ごめんね、俺はココさんが心配なだけなんだよ」



頭に置かれた優しい手。



「何かあってからじゃ遅いからね」



その優しい笑顔に、私はだんだん落ち着きを取り戻していった。



「……すみませんでした…」



可愛くないって分かってるけど、私はそう言って目を逸らした。



「…ふっ…」


またバカにして笑った!



…謝ってるのにひどい



「あ、電車来たよ」



電車に乗ると席は全然空いてなくて、まぁ、当たり前だと思う。



皆この時間は仕事や部活終わりの学生が疲れて帰ってくる頃だろう。



電車の扉が開くごとに、ぎゅうぎゅうの満員電車になっていった。



そして、こういう時の先輩は少しめんどくさい。



「ココさん、こっち」


「…どうしてですか」



私は守られるほど女の子っぽくないですよ、先輩



先輩はまた、ふっと笑った。


またバカにした!