どんな形でも、
大切な誰かと話をすることが、大切なんだ。
目を見て、感じて、
たとえ話ができなくても、一生懸命はきっと相手に伝わる。
「…今日は、俺からしてもいいかな?」
「つまらない話」
…先輩が?
そんなこと、空からチョコレートが降ってきても、ないと思っていた。
「…どうぞ」
不思議に思って顔をあげると、渚先輩は、やっぱりすごく優しい顔で私を見つめていた。
渚先輩はなんの話をするんだろう。
「…俺、」
「ココさんが好きです」
……す、き?
「………」
好きって、
…え?
結さんが菅原に感じてるあの好き…?
突然すぎて、頭がうまくまわらない。
え……冗談?
でも私を見つめる渚先輩の瞳はとても真剣で、今にも吸い込まれてしまいそう。
それに超がつくほどの真面目な先輩が、そんな冗談を言うはずがないのだ。
じゃぁ……本気
ということは、私もそれに何か返事をしなければ…
……ん?
…いったい、なにを言えばいいのだろう
まず、
…好きって、
「渚先輩、好きってなんでしょうか?」



