私はずっと君のもの


すー、すー

と規則正しい寝息を立てながら腕の中で寝ているのは俺の可愛い可愛い彼女である。


羽衣はとてもモテる。モテるのに、自分がモテることも自覚しているのに、なぜ自分がモテるのか気づいていない。自分の容姿は、普通だと思っている。


真っ白できめ細かい肌に奥二重だが大きく、綺麗な形の目、筋の通った鼻に、ふっくらとした血色の良い唇。

おまけに、サラッサラの腰まで伸びた綺麗な黒髪。


可愛い顔と145㎝という小さな身体とはギャップのあるしっかりとした性格(俺からみたら全然しっかりしてないが、むしろ可愛いだけの性格だが)。


178㎝の俺とは33㎝差だな。などと考えながら、俺は、愛しくてたまらない彼女の小さな体ををギュッと抱きしめた。