私はずっと君のもの


キーンコーンカーンコーン

ガタガタガタ

「はぁー!長かったー先生の話!」

ずっと椅子に座っていて疲れたという菜々の言葉を聞きながら私は別のことを考えていた。


「ねぇ夏目くん!このあとみんなで遊ばなぁい?」

化粧も髪型もバッチリきめているその子はきっと彼に気があるのだろう。



「…」


完全に無視をして教室を出た彼の行動に私は心の中でほっとしていた。