近くの男子にそう告げて足早に教室を出る。 「俺はまだ…弱いのか…」 頭に手を添えると、あふれでそうな苛立ちを押さえるために前髪をクシャと握りつぶした… なんで、なんで今…あいつのことなんか… 俺はやっぱり、この世界で生きていくんだ… 自分を偽るために。