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私達は目前に控えたフェスに控えて猛特訓をしていた。

何度も何度も繰り返し、それは全く苦ではなかったまるで青春の中を駆け足で走り抜けているように目標を持ちそれに向かい仲間と立ち向かうそれほど幸せな事は無い。

「なんかもう緊張してきた」

「分かる」

「あともう少しだね」

「うん、大丈夫だよ、きっと」

「うん、うまくいくといいね」

「大丈夫、きっと上手くいくよ」

「でも、私あがり症だからな、間違えたらみんなごめんね」

「大丈夫、大丈夫、なんか私も不安になってきた」

「今までやってきた事をやれば良いだけだよ」

「うん、そうだよね、うん」

「楽しんでやろう」

スタジオ内で震えながら話す。みんな不安なんだなと思う。私が支えなきゃいけないけど私も内心不安だ。でもやるしかない。ずっとやりたかった事、私の夢の第一歩逃げられない。ここまで来たんだやる切るしか無い。私の求めてい流のはそこにしかない私はロックスターになりたいんだ。全員初ステージ皆緊張してる。私も。もちろん楽しみでもある。

「楽しみだね」

「うん、でもちゃんと楽しめないかも」

「大丈夫やりきったらきっと楽しい思い出になるはず」