✳︎
今日は文化祭の出し物がある生徒の集まり、久間くんたちはいるがアイナの姿は無い。ザワザワと皆楽しそうに話している。軽音以外の人たちは何をするのだろう。白石さんと久間くんが話してる。何の話だろう。花形くんは大町くんと話してる。
「昨日何かあった?」
えみちゃんが話しかけてくる。
「え、ああ、ちょっとね」
「うまくいった?」
「え、何が?多分えみちゃんが思っているような事は何もないよ、あ、そう、新曲できそう何だよね、文化祭で披露したいと思ってるんだよね」
「え、新曲?いいね、聞かせて」
「あー、でも、もう少しかかると思う、でももうできると思う」
「うん、そう、楽しみにしてるね」
先生が教室に入ってくる。見たことの無い先生だ。
「はい、では出し物がある方はこの用紙に記入してください」
私たちは順番に名前を記入していく。プラチナの名前とカノンの名前。文化祭は競争では無い気楽にやれる。楽しみだ。他の人たちはダンスとかやるらしい。なんだか青春って感じがする。みんなキラキラ輝いて見えてそこにいる自分も誇らしい。私たちは孤独ではない。文化祭は3年に一度2年生も3年生も私たちも初めての経験、楽しい思い出にしたい。