唇を重ねる度

君は嘘を重ねる

僕を「好きだ」と

肌を重ねる度

君は再び嘘を重ねる

僕を「愛してる」と

官能的な愛なんて

所詮 遊びにすぎなくて

僕が僕を愛せずに

誰かに愛を求めすぎた

好きだという言葉の虚しさと

偽りの愛に別れを告げて

この部屋に鍵をかける