いつか、さくらを片手に君に逢いに行くその日まで…

ある雨が降る朝…

ピピピッピピピッ…

何故か、腕が上がらない。脚に力も入らないのだ。私は異変を感じてすぐさま病院へお母さんと向かった。

沢山の検査をし、分かった病名…。
それは

小児がんだった。

こんな歳でもできるのか。という驚きとショックでどうにかなってしまいそうだ。
私は車椅子の上でボーッとする事しか出来なかった。

私の病名と状況は、担任の先生に伝えられとうとう学校中にまで拡がっていたらしい。

その話を聞いて心配して駆けつけてくれた友達が3人。
もえと、奏と琴葉ちゃんだった。

2人に心配させないようにまず、演奏は何があっても必ずやるという事だけは伝えた。
もちろんもえにも…。