いつか、さくらを片手に君に逢いに行くその日まで…

しろ色〜いられない〜
あの出来事から既に4日が、経とうとしている。あの日からさくらは奏と1度も会話をしていない。
奏とはいられない。
時々聞こえてくる2人の演奏が心の支えだ。

私はあそこにいる資格はないのだ。
私があんな所にいるなんて場違いなのだ。きっと…。



奏は、あの日からずっとさくらの事を気にしている。
勉強をしていても、ピアノを引いていても、思い出すのはさくらの笑顔だけ。

「どんだけ依存してんだよ」
ぼそっと呟く。

じっとしていられない奏は、休憩中に走ってさくらを探しに行ってしまった。

教室にはいない。下駄箱にも、廊下にもいない。
残るは屋上だ!!! 屋上へと急いで駆け上がる。

トントントン。バタンっ!!!

強く扉を開け過ぎたせいか、さくらはキョトンとしている。

逃げようとするさくらの腕を捕まえ、俺は声をかける。