いつか、さくらを片手に君に逢いに行くその日まで…

さくらちゃんのお家でシャワーを浴びた。

シャワーから上がってさくらちゃんの部屋に戻ってもさくらちゃんはいない。
どこに行ったのだろう?と廊下の突き当たりを見ると、扉が開いている。

気づかれないように近寄ってみるとそこにはピアノで仔犬のワルツを弾くさくらちゃんの姿があったのだ。

雨上がりの雲間から顔を出す月。窓に差し込む月明かり。反射。全てがさくらの味方なのだ。まるで、女神のような姿をしていた。

あれは、さくらの性格と、本当の姿をなのだろうと琴葉は確信した。奏の相手にはさくらしかいないと悟った日でもあった。