いつか、さくらを片手に君に逢いに行くその日まで…

「いや、この学校には俺と同じ奴がもう1人いる」
そんな事を奏がいい出したのだ。

私はビックリした。そんな凄腕がこの学校には2人も居るなんて!!! ちょっと会ってみたいなぁ〜と心の中で思っていたその時突然

「凄腕演奏者は、さくらだ!!!」

ええええっ!!!

私は思わず心の中で叫んでしまった。
確かに昔やっていたと奏には話したが、私は奏ほど上手くない。 ビックリしすぎて言葉も出なかった。

「さくらは、中学の時コンクールで良い成績を残している。俺はさくらの音がききたい」

「そんなこと言われても困るっ!!! 私はピアノの音が聞こえなくなっちゃうんだよ?それなのにどうやって弾けって言うの?」

少し怒り気味の口調で言ってしまった。