学校で晴葵たちに会うのは不可抗力だけど。
いつどこで新堂が私を見つけるか分からない。
もしかしたらもう見つけられているかもしれない。
だから尚更気をつけないと。
そんなことを考えながらいつおは持って行かないパソコンを鞄の中に入れる。
私が月霞の倉庫に行ってから中1日を挟んで今日は月曜日。
あの3人に会うのはあの日以来となる。
だから、少し緊張してしまっている私がいる。
だって今まで淡々としていたのに、みんなの前でギャン泣きしてしまったのだ。
しかも晴葵の腕の中で。
あれから晴葵は私が泣き止むまで抱きしめながら頭を撫で続けてくれていたのだ。
泣き止んだ後もずっと私を股の間に入れながらずっと頭を撫でていた。
それに対していっくんはなにやら文句を言っていて、透理くんはなぜかムスっとしていて、四柳さんはずっと晴葵を睨んでいた。
それに対して私は冷や冷やしていたけど、晴葵は何事もないかのようにただニコニコとしていただけだった。