必ず守るから、だから、笑って



「いや、あの、」


「あぁ、ごめん。早く行きたいよね、行こっか」


「あの!ありがとうっ!」



予想外の言葉だったのか、それとも私が大きな声を出したからなのか、翠咲くんは少し驚いたような表情を見せた。



助けれてくれたから当たり前にお礼を言ったまでのこと。


なんか驚くことあっただろうか、と首を傾げる。



「ふは、そんなこと?妃夢乃さんを守るなんて当然のことだよ」


ドキっ。


え、なに今の。



ドキってなに。


確かに笑顔が可愛いとは思ったけど、ドキって。



変な思考回路を遮るように首をぶんぶんと横に振る。


余計なことは頭に入れてはいけないのだから。



「それより、いつも可愛いけど今日は一段と可愛いね、妃夢乃さん」


「ふぇっ!?」



「ははっ、何その反応。かーわい」



な、なんなのコイツっ。


爽やかな顔して天然タラシなの!?



今日といい、この前と言い、人をからかうようなこと言ってっ…。


調子狂う。