------------------------ 通夜と葬儀が終わっても、私は放心状態だった。 血色ひとつ無いママとパパ。 箱の中にあるたくさんの花が2人を包んでいるようだった。 たくさんの友達が泣きながらパパとママの顔を見に来て、私たちにお辞儀して行く。 その光景が、2人はもうこの世にいないのだという証明みたいだった。 私は、どうすればいいのだろう。 だけど、これはほんの始まりにすぎなかった。