必ず守るから、だから、笑って




その日の夜、少し遅くなってしまったけど倉庫に行き、いつものようにみんなと騒いでいた。


「なぁ、今日天気いいし、暴走しねぇ?」


景耶がそう提案すると下っ端含め皆が賛成した。


「ちょ、待って。今日は苑(えん)さんの許可もらってないよ」


苑さんというのは公安警察の偉い人。


そしていつも私と朔に司令を出す人だ。



私たちが暴走する日を予め言っておけば警察に追われるものの捕まることはない。



「いーじゃん。苑さんには俺から言っとくし」


朔がそう言うとみんなはノリノリで特攻服を着たり、バイクを整備したりと準備をし始めた。


私まだ行くなんて言ってないんだけど……。


決定権は総長にあるはずなのに。




プルルルルル


「ん?誰?」


辺りを見回すとみんながこっちを見ていた。


「あれっ?私?」


鳴っていたのは私用の携帯だった。


ほとんど仕事用の携帯しか使わないから気づかなかった。



誰だろう。


私用の携帯番号を教えてる人なんて数が知れてる。


その殆どがここにいる水煉のメンバーだ。



…って、蒼空!?



さっき会ったばっかりなのにどうしたんだろう。