必ず守るから、だから、笑って




その後、何食わぬ顔で教室に戻った時の女の子たちの顔と言ったら傑作ものだった。



目をこれでもかってほど見開いて、なんでなにもされてないの?って言葉が顔に出てたなぁ。




なんでだろうね?


答えなんて教えてあげないけど。



「希愛、どこいってた?」



「んー?ちょっと先生に呼ばれたから職員室言ってた」



「ふぅん」




「……?」



いつもと少し違う様子の蒼空に疑問を持ちつつも、授業が始まるから深く詮索はしなかった。



今日一緒に帰れるし、その時でもいっか。





キーンコーンカーンコーン



「蒼空、帰ろ?」



「おう」




なんだかんだ言って蒼空と帰るの久しぶりかもしれない。



そう思ったら自然と頬が緩んでしまう。



それと同時にドキドキと緊張してきた。



"好き"と自覚したからかな。


隣で歩くなんて今まで普通だったのに、ドキドキという音が蒼空に聞こえないか不安でしょうがない。




ちらっと隣にいる蒼空を見ると、なんだか考え事をしているような上の空のような顔をしていた。



「蒼空、やっばり変。どうしたの?」