必ず守るから、だから、笑って



「陽名蒼空くんのファンクラブ会長、泉澄 菜月(いずみ なつき)です」


蒼空、ファンクラブなんてものできてるんだ。


まぁ、あの顔立ちならいてもおかしくないんだろうけど、本当にそんなの作る人いるんだ、と感心する。



「あなた、会員でもないのに抜け駆けしてるそうね」



「そうなんですっ。この女、放課後も蒼空くんと帰ったりしてるって目撃情報があるんですっ!」



蒼空、ストーカー何人かいるんじゃないの?
大丈夫?



「あなた、ノコノコと着いてきたみたいだけど、反省の色が見えないし、罰を与えないとね?」


罰、ねぇ。


私は仲良くしたい人と仲良くしてるだけだから、罰を与えられる意味がイマイチよく分からないけど、でも…。


「私が何も知らずに着いてきたってほんとに思ってるの?」



少しだけ、ほんの少しだけ殺気を出して言った。



「ひっ。な、なによ、もういいわっ。あんたたち出てきなさいっ!」



後ろから少しだけガタイのいい男が3人でてきた。


少しだけね。



「おう。待ちくたびれたぜ」


「この子、殴るなり、襲うなり好きにしてもらって構わないわ。、好きにしてちょうだい」


さ、私たちは行きましょ、と私を見下したように微笑みながらファンクラブの人たちは去っていった。



その方が都合がいい。


見るからにこの3人はこの学校の生徒ではないようだから、何をしてを誤魔化しが聞く。


「かわいそうになぁ。俺らがすーっごく楽しいことしてやるよ」



「……へぇ、本当に楽しませてくれるの?」