必ず守るから、だから、笑って





「希愛。おはよう」


「へっ!?」



蒼空はいつの間にか伏せていた顔を上げて笑顔でこちらを見ていた。



今まで人が来たら話すのをやめていたのに、話しかけてくれたことが嬉しくて思わず笑顔になる。


「おはよ、蒼空」



普段、口を聞かない蒼空が笑顔付きで挨拶をしたものだから、教室中は黄色い悲鳴で埋め尽くされた。



そんな声を気にせず相変わらずニコニコしながらこちらを見る蒼空。



気にならないのかな……。



「おーい。お前ら朝から元気なのはいい事だけど、そろそろ席つけー」



タイミングがいいのか悪いのか、HRのために担任の先生が教室に入ってきたため、女の子たちは静かになり、自分のクラス、自分の席に戻っていった。



私を思いっきり睨みつけた後で。



まぁ、それはそうなるよな。