必ず守るから、だから、笑って


「希愛、言い忘れてること、あるでしょ?」

「…え?」

その晴葵の言葉にみんながこっちを向く。


「隠し事、全部話した、よ…?」

「そうじゃなくて、あの言葉」

あの、言葉。

わかる。

何を言えばいいかはわかる。

ただ、その一言を発してしまえばどうなるかなんて一目瞭然だ。

たださえ巻き込んでいるのに、この組織全体を巻き込むことになるのだから。


「はーい、ひめ、言おうねぇ」

「希愛、早く」

「ひめさーん、早く行っちまったほうが楽だぜ」

「希愛、1人でカッコつけよーなんて無理だから」