私にはもう何もない・・・

ならば、自分が自分でなくなってしまうような苦しい治療は受けなくていいかな・・・


ここで自分の人生を終わらせることだってできるんだ・・・

そんなことはダメだと思いながらも、考えが止まらない・・・。





「お前、もっと詳しく場所教えろよ」

その声に私は振り返る。

まさか・・・ここに来るはずのない人の声に・・・