君をあきらめない ~永遠に続く愛を君に~

「・・・」
母は私の呼びかけに何も反応をせずに、大きな窓の外を見ていた。

目が合わない・・・。

「お外、行きますか?」
私の言葉に母は小さく頷いた。

私は施設の人の許可をとり、母の車いすをおして施設にある大きな庭にでた。

体力の落ちている私には、車いすを押すことも一苦労だ。

でも、最後の親孝行がしたいという思いが力になる。

後ろから母の車いすを押してその背中を見る。

こんなに小さかったかな・・・


それだけで、幼かった時の思い出があふれ出し、泣きそうになる。

だめ・・・我慢だ・・・