明るいプレイルームに母は車いすに乗りいた。
毎日仕事が忙しいことを言い訳に、ここ数年会いには来られていなかった。
まだ母の痴呆症が悪化していなかったときに、母から懇願されたことがある。
それは、自分自身が私のことや自分のことを忘れるなんて耐えられないということ。
でもそれ以上に、私を忘れてしまっているのに、母と私が一緒にいれば私がつらい思いをするのが耐えられないと。
母は自分からそう言って施設に入った。
何かあればすぐに連絡が来るようにはなっていても、ここ最近は母からの手紙も途絶えていた。
私のことを忘れてしまったのだろうか・・・
母に会うことが怖い。
でも、今を逃したら、二度と会えないかもしれない・・・。
毎日仕事が忙しいことを言い訳に、ここ数年会いには来られていなかった。
まだ母の痴呆症が悪化していなかったときに、母から懇願されたことがある。
それは、自分自身が私のことや自分のことを忘れるなんて耐えられないということ。
でもそれ以上に、私を忘れてしまっているのに、母と私が一緒にいれば私がつらい思いをするのが耐えられないと。
母は自分からそう言って施設に入った。
何かあればすぐに連絡が来るようにはなっていても、ここ最近は母からの手紙も途絶えていた。
私のことを忘れてしまったのだろうか・・・
母に会うことが怖い。
でも、今を逃したら、二度と会えないかもしれない・・・。



