君をあきらめない ~永遠に続く愛を君に~

まるで磁石のS極とN極みたいな関係なのに。


そんなことを考えながら私はまた歩き始めた。




会社からでて、挨拶に持参する菓子折りを自腹で購入する。

そして再びたくさんの人の中歩き始める。

都会の中心にある会社。

たくさんのスーツ姿の男女が、歩いている。

私はそのたくさんの人の中で誰よりも早く前に進めるように歩き出した。

胸を張り、ヒールを鳴らし、前だけを見て。