「乳腺炎になったら大変だから、搾乳してくる。」
「了解。」
私が布団から出ると、海璃まで布団から出てくる。
「なんで?」
途中で動きを止めると、海璃も足を止めた。
「一緒に搾乳するに決まってんだろ」
「もうっ!ばか」
真剣な顔の海璃に私はあきれながらリビングへ向かった。

でも搾乳機ではうまく搾乳できない。
痛いのに母乳を出せない。
痛がりながら葛藤する私を心配して海璃もネットで対処法を調べてくれて、結局一緒に私のおっぱいと戦ってくれている。

「やっぱり吸うしかないって」

熱を持っているおっぱいがあまりに痛くて、結局私は・・・海璃の提案に乗るしかなかった。