そして、自分の体調管理に気をつけようと思った。

もう34歳。若くはない。

いろいろと気をつけないといけない年齢になったことを実感した。

「あとなに?」
「ん?」
「準備。手伝う」
「うん。ありがとう」
海璃は残っていた準備を手伝ってくれた。

歩くのは遅いのに、こういうときはかなり効率よく作業をしていく海璃のおかげですぐに会議の準備は終わった。

次々に会議室へ入ってくる社員たちに挨拶をしながら、いつものように定例会議は始まった。