この人と見たい景色がまだまだいっぱいある。


もっともっと一緒にいて


もっともっと・・・




「海璃」
私がその名前を呼ぶと海璃は車いすをとめて私の正面にしゃがんだ。
「愛してるよ・・海璃」

私からの言葉に、海璃は少し驚いてから
「俺の方がもっと愛してる」
と笑って私を抱きしめてくれた。