君をあきらめない ~永遠に続く愛を君に~

「私、一人で大阪に行く」


海璃は私の言葉に、知っていましたとでもいうかのように小さく息を吸い込み、ゆっくりと吐き出すと、寂しそうに微笑みながら私を見た。

「頑張る。絶対に負けない。あきらめない。」
海璃を説得するように言う私のことを、表情を崩さずに見つめている。

大阪の病院に入院して治療を受けられるようになった私。でも、海璃まで一緒に大阪に行けば、海璃が今までがんばってきた仕事を辞めるか休職することになる。

それだけは嫌だ。

もしものことがあったら、海璃に残るものが少なくなってしまうという思いも心の片隅にある。

病気の治療で苦しむ姿をこれ以上見せたくないという気持ちも、無いと言えばうそになる。

でも、一番は・・・奇跡を起こすために、願掛けのようなものだった。