目を覚ますと、そこには私を見つめる海璃の顔をがあった。
「おはよう」
眠そうな瞳で私を見つめている海璃。
その目を細めて、この世で一番優しい表情なんじゃないかと思うような温かな瞳で私を見ている。

あー愛されている・・・

そう実感しながら私は海璃の胸に抱き着いた。

こうしてまたぬくもりを感じられるように、頑張り続けないとならない・・・

「あー幸せ。」
「私も」
「仕事休むかなー」
「だめ」
海璃の言葉に私は体を離す。

「私のために仕事、結構休んでたんでしょ?」
私の核心を突く質問に海璃はごまかすように私の体をもう一度抱き寄せた。