「謝んな。絶対に二度と。それから離れんな。もう。」
力強いその言葉に、私は頷いた。

そして、この人と少しでも長く一緒にいるために、命に最後までしがみつこうと心に決めた。







体力が落ちていた私は、帰り道にほとんど体力が残されていなくて、足ががくがくと震えた。

海璃は何も言わずに私の体をひょいっと持ち上げておんぶするとすたすたと険しい道のりを歩き出す。


のこされた時間。
私はこの人のために何ができるだろうか・・・